観音崎自然博物館
体験学習

当館は昭和28年に開館以来、観音崎の豊かな海の自然を利用した「海とのふれあい体験学習」を開催しています。これまでの参加者は10万人を越え、体験学習がきっかけとなって、大学や研究機関で研究する人もでるなど、参加者にとって一生涯忘れられない学習となっています。

当館が立地する観音崎の磯は黒潮の湧昇流があたる東京湾の岩礁海岸であり、内湾と外湾がぶつかる磯の生物の宝庫で、「海とのふれあい体験学習」には最適な場所です。ここは海藻も豊かで海の森林を形成しています。

当館そばにある学習場の磯の水深は大潮・中潮の時に子供の膝くらいまでになるので、浅いところで観察します。水温が暖かくなる7〜9月は水着で水中マスクをつけて観察することもできます。腰くらいの深さで行うので泳げない人でも参加することができます。指導は当館研究員と、指導補助員として当館所属の海洋ボランティア、東京海洋大学・水産生物研究会、東海大学・水棲生物研究会が行っています。指導員は安全面に十分注意しています。

学習ではまず磯で生物を観察し、その後、観察した生物の生活史や行動、好む生息環境について解説します。さらに宿泊をともなう学習では、1)ウニの人工受精やその後の発生過程の観察、2)夜間ウミホタルの発光実験や三浦半島の干潟でアカテガニの生活や集団産卵の観察、3)三浦半島の稜線や観音崎の照葉樹林の森を散策するプログラムがあります。

実施可能期日:(4~10月上旬の大潮・中潮で実施可能)

 集合場所:観音崎自然博物館

 定員:30~200名(少人数のばあいもご相談ください)

 対象:小・中・高等学校・一般の団体

 料金(税込み価格):
  4〜6月(ショートパンツで浅いところで生物を観察します)
  学校団体:中学生以下1080円、大人1300円(引率の先生は無料)
  一般団体:中学生以下1300円、大人1620円

  7〜9月(水着と水中マスクで生物を観察します)
  学校団体:中学生以下1620円、大人1850円(引率の先生は無料)
  一般団体:中学生以下1950円、大人2150円

 体験学習の内容及びスケジュール(案)

  10:00 研修室で学習内容と学習時の注意事項の説明の後、海での体験学習

  12:00 昼食

  13:00 午後の部(研修室にて)

        観察した磯の生物の生態や体の仕組みについての解説

        海藻標本作り・博物館見学

  14:00~14:30 帰途出発

 *内容、時間などについてはご相談ください

 *雨天時の対応

   観音崎大橋の下は全天候型なので、雨天時でも磯の生物の観察は可能です。

 持ち物:体操着(ショ-トパンツ必需)または水着、水中マスクかゴ-グル、
     濡れてもよい運動靴(サンダルはダメ)、昼食、筆記用具

観音崎の磯でよく見られる生き物
植物:
「種子植物」アマモ
「緑藻」アナアオサ
「褐藻」シワヤハズ・アラメ・オオバモク・タマハハキモク
「紅藻」ハリガネ・マクサ・スギノリ・ツノマタ・カニノテ

動物:
「海綿動物」クロイソカイメン・ダイダイイソカイメン
「刺胞動物」タテジマイソギンチャク・ヨロイイソギンチャク・ミドリイソギンチャク・ミズクラゲ
「軟体動物」ヒザラガイ・ウノアシガイ・ヨメガガサ・イボニシ・ヒメクボガイ・レイシガイ・オオヘビガイ・マガキ・アサリ
      アメフラシ・クロシタナシウミウシ・マダラウミウシ
「環形動物」ケヤリムシ
「節足動物」イワフジツボ・クロフジツボ・フナムシ・イソスジエビ・アシナガモエビ・ホンヤドカリ・ケアシホンヤドカリ
      オウギガニ・ヨツハモガニ・イワガニ・イソガニ・ヒライソガニ
「棘皮動物」ヤツデヒトデ・イトマキヒトデ・クモヒトデ・バフンウニ・ムラサキウニ・マナマコ
「原索動物」マンジュウボヤ
「脊椎動物(魚類)」ハオコゼ・アゴハゼ・ヘビギンポ・ダイナンギンポ・トビイトギンポ・イダテンカジカ・アナハゼ・クジメ